はいどーもこんにちわ。小林です。
今回も前回に引き続き『スタイリング基礎知識』の記事になります。
前回は準備物について書いていきましたが、今回からはちょっと実践的な記事になります。
今回この記事で書くのはスタイリングをする上で超重要となる部分、スタイリング剤を付ける前の土台となる髪型づくり「メンズセット~ベース編~」について書いていこうと思います。
今回からは実際にドライヤーを使ったりアイロンを使ったりするので・・・正直文章だけでは分かりづらいと思うので動画も貼っておきます。
ぜひ参考にしてみて下さい!
それでは続きをどうぞ!
ベース作りの重要性
さてまずスタイリングをする上で一番重要となるこの『ベース作り』。
ここで「ベース作りって何?」と疑問に思う人もいると思いますが、ここで言う『ベース作り』というのは『スタイリングをする前に作る土台の髪型』のことであり、スタイリング剤を付ける前の下準備のことを指します。
ちなみに自分でセットする時に
「今起きたけど寝癖がひどいからちょっとその部分だけ水をつけて押さえてからワックスをつけて・・・」
みたいな感じでスタイリングをしてみたものの・・・・
「あれええええうまくいかねえええ!!」ってなったことないですか?
多分そこまでひどくないにしろ近い感じの経験があると思います。
でね、ここでちょっと考えてみて下さい。
例えばあなたが仮に大工さんだとして家を建てる事になったとしますよね?
通常家を立てる場合にはコンクリートで出来た基礎の上に建てますよね?
ですがそのコンクリートが固まる前に上に家を建てたらどうなると思いますか?
ちゃんと固まってないのにそのまま上に家を建てたら、もうぐっちゃぐちゃになってフツーに失敗しますよね?実はこれ・・・
上で書いた『スタイリングが上手くいかなかった原因』と全く同じことなんですよね。
しっかりとした基礎がないとその上に家は建たない。
しっかりとしたベースが無いと美しいシルエットのスタイリングはできない。
スタイリングの仕上げにつける『スタイリング剤』なんていうのは所詮『ベースで作った髪型』に束感であったりツヤ感であったりという『質感を調整するもの』ですからね。
『質感を調整するもの』で『形を作る』なんて用途が違うのに無謀もいいところです。
ドライヤーで乾かし、フォルムを整え、アイロンやコテで動きをつけたりした『ベースの髪型』があってこそ『カッコいい』『さわやかな』『スタイリッシュな』『おしゃれな』髪型が出来上がります。
なので『ベース作り』こそ『本当に気合を入れてやらないとダメなところ』だと覚えておいて下さい。
ベース作りの工程について
では早速『ベース作り』の工程について説明していきたいと思います。
『ベース作り』は大きく分けて「ドライ」と「アイロン」の工程があるので、『ドライ』→『アイロン』の順で書いておきますね!
ドライ(ブロー)
ドライ(ブロー)は工程は毛髪を乾かし、全体のフォルム『形』を整える工程になります。
この工程で主に気を付けてやることは3つ。
・どちらに毛を流すか
・どこを立ち上げるか
・どこを押さえるか
この3種類の組み合わせでヘアスタイルのフォルムを決めていきます。
ちなみにこのドライでその後のスタイリングの良し悪しが決まるので、もしドライでうまく形ができない場合はカットが悪いです。カットしに行きましょう。
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サロンの公式からネット予約も出来るので近い人はぜひカットさせて下さい。
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アイロン
さて次にアイロンの説明ですが、アイロンはドライで作った『ベースの髪型』に『躍動感』をもたせたり『質感』を調整するときに使います。
でもまぁ正直これ聞いても「ちょっと何言ってんのかわかんない」って感じですよね?
これは簡単に言うとドライヤーでつけた大まかな形に毛先の動きや根本の立ち上がりをプラスしたり、変なくせ毛をなおしたりするときに使うって感じです。
ちなみに上で『スタイリング剤が質感を調整するもの』と書いてありますが、アイロンにも質感調整の効果があります。
これはくせ毛の人でアイロンしている人なら分かると思いますが、アイロンをすると『うねうねでパサパサ』しているくせ毛が『サラサラでツルツル』のストレートになりすよね?
そうなると見た目にも質感が変わったのが分かると思います。
なのでアイロンは『根本の立ち上がりや毛先の動きをつける』&『毛のクセをとったり質感を調整する』ものだと覚えておいて下さい。
実際にベース作ってみよう
では実際にベースを作る工程を書いていきます。
だいたいこのやり方をすれば失敗はないと思いますが、最初からは絶対にうまくいかないので出来るまで何度も練習しましょう。
1.髪全体を濡らす
もうバッシャーーーって感じでやりましょう。
髪の毛が全体的にしっかり濡れてないと高確率でドライが失敗します。
ちなみにこのとき根本までしっかり濡らして下さい。(根本が乾いてると寝ぐせが治りません)
なので水道のところに頭持っていって豪快にぬらしてください。もうむしろバスタブの中に頭全部つっこんでもいいです。
ちなみに冷たい水よりぬるま湯のほうがクセが取れやすいのでおすすめです。
その後タオルでよく拭いてしっかり水分をとりましょう。
タオルドライをしっかりする事で乾くまでの時間が大幅に短縮できます。
特に朝は時間大事だからちゃんと拭いたほうがいいですよ!!!!
2.ドライする
まずドライする前に自分がどんな感じにセットしたいかイメージしましょう。
例えばこういう髪型なら
・トップは立たせて右流し
・顔周りはストレートでタイトにおさえる
・耳上と襟足は外ハネ
みたいな感じのフワァ~っとした雰囲気でいいです。
とりあえず自分がやりたい髪型のメージになるべく近づけられるように乾かします。
とりあえずイメージが固まったら、まず髪全体の水分を飛ばしていきます。
この時に一定方向から風を当てるのではなく、バーって感じで全体にまんべんなくやってください。
必ずまんべんなく全体にドライヤーの熱を当てて下さい。
風が一箇所に集中したりしてあたっていると変なところからパカっとわかれたりして変な寝癖みたいになります。
手の動きとしてはシャンプーをするときに頭皮ゴシゴシしますよね?
そこまで力を入れなくてもいいけど手首の動きとしてはそんな感じです。(わからなかったら動画を参考にして下さい)
「ちょっと湿ってるなー」くらいまで水分が飛んだら本格的に形を整えながら乾かします。
基本的なテクニックとしていくつか書いておくので、これを参考に色々と組み合わせて乾かしてみてください!
立ち上げる
毛を引っ張りながら根元に風を当てる。ずっとドライヤー当ててると頭が焦げるので気をつけましょう。
トップなど髪にボリュームが欲しいときに使います。
おさえる
トライヤーを上から当ててボリュームをおさえます。
顔周りやハチの部分などをタイトにおさめたいときなどに使います。
のばす(ひっぱる)
目的の方向に毛が向かうように意識しながらひっぱります。緩いくせ毛ならこれで十分のびると思います。
この時変な方向に引っ張るとおかしな髪型になる可能性があるので目的の方向にむかってひっぱりましょう。
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おすすめサイト
3.アイロンする
ドライの工程でどうしてもうまくいかない所はアイロンします。
例えば前髪がスゴイくせ毛でウネウネしてるとかですね。
使い方は『髪の毛をはさんで引っ張る』だけ。それだけで憧れのストレートヘアになります。
その他の使い方としては、ハネ、ねじれ、カールとかかなーと思います。
参考までに動画あげときますね!
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ストレート
読んで字の通り毛をまっすぐにします。
ハネ
アウトライン、主にえりあしや耳上のシルエットを作るときに使います。
耳上をハネさせるときはヤケドに注意しましょう。
小林は昔に耳をはさんだことがあります。激熱。
ねじれ
パーマっぽい質感を作るときに使います。
縦回転にカールさせると縦回転のねじれになるので比較的タイトでシャープなうねりのスタイルになります。
横回転はふんわりした雰囲気になります。
ただほんとにパーマっぽくしたかったらカールアイロン(コテ)を使う、もしくはパーマをかけるのがベストですね。
カール
トップ、サイド、その他の部分に動きを出すときに使います。
ハネとは反対の回転になるので、毛を内側におさめるときにも使えます。
(番外編)立ち上げる
これはちょっと危険かも知れないのでやる時は気をつけないとダメですが・・・なれたら結構使えます。
アイロンを根元のほうに入れ、引っ張りながら立ち上げます。
根元が立ちにくい人でもこれを使えば立ち上がりますが・・・
根元付近にアイロンしてるのでヤケドする恐れがあります。
なのでやるなら自己責任で。
まとめ
という事で今回はスタイリング基礎知識『メンズセット~ベース編~』について書いていきましたがいかがでしたか?
なんかアイロンのくだりから急に説明が雑くなったのは気にしないで下さい(笑
アイロンの動きは文章で書くのが難しかったのでできれば動画で見てもらったほうがわかりやすいと思います。
この『ベース作り』が髪型を決める最重要ポイントとなるので、うまく出来るようになるまでひたすら練習しましょう。
その毎日の努力が『美しいシルエットの髪型』を作ります。
次回はいよいよスタイリング剤をつけて仕上げの工程になりますので楽しみにしていて下さい!
それでは今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
おわり